2015年 01月 20日
今年早々のシネマ歌舞伎
『二人藤娘/日本振袖始』作品紹介
平成二十六年三月に歌舞伎座新開場杮葺落(こけらおとし)公演で上演され、満員の観客を魅了した二演目がシネマ歌舞伎に登場。
「二人藤娘」は坂東玉三郎と中村七之助が藤の精を艶やかに演じた演目です。舞踊の人気演目である「藤娘」を二人で演じるという新たな演出により平成二十六年一月に大阪松竹座で初演。大きな話題となり、早くも三月歌舞伎座での再演となりました。舞台上いっぱいの藤の花や二度三度と変わる衣裳の数々、そして、何よりも華やかで美しい玉三郎と七之助から目が離せません。
「日本振袖始」は、古事記・日本書紀に記された出雲の八岐大蛇(やまたのおろち)伝説をベースに近松門左衛門が書き上げた演目です。玉三郎は妖艶な姫の姿から恐ろしい大蛇へと変貌。生贄(いけにえ)としてささげられた稲田姫(米吉)を救うため、大蛇退治にやってきた素盞嗚尊(すさのおのみこと)(勘九郎)とダイナミックな大立ち廻りを繰り広げます。
歌舞伎ならではの美しさとエンタテイメントを体感できる豪華二本立てをどうぞお楽しみください。
今回のシネマ歌舞伎では、一筆一筆に集中して化粧をし舞台へと臨む姿、開演直前の幕の中の緊迫感、美しい姫から大蛇の姿へと変わる早替わりの様子など、普段はなかなか目にすることのできない貴重な姿を捉えた舞台裏映像も本編中に盛り込んで上映致します。
とにかく美しい!艶やか!
玉三郎様は凄い!
流石に七之助さんと並ぶと首のたるみが気になるけど他の方々と比べると雲泥の差でアップでも十分耐えられるし、日ごろの努力がひしひしと伝わってきます。
これぞ、プロなんだろうなぁ~。美しい姫は当然だけど八岐大蛇は凄かった。初めて見たような気がしますがこの演目は玉三郎様のワンマンショーだわね。あの美しい顔から想像もつかない大蛇のメークと顔の演技、素晴らしかったです。
体力的にも
還暦は過ぎているはず・・・・・。
今回初めて盛り込まれた舞台裏映像で、藤娘の衣装で引き上げていく後姿が、男の歩き方になっていたのは凄く新鮮でした。(笑)
今年もシネマ歌舞伎から目が離せない。