2012年 06月 04日
劇団東京乾電池公演
ちょっと期待したのは柄本二世を見たかったのですが、残念な事にWキャストで別の方でした。
創立36年を迎えるそうですが、劇団経営も大変だと思いますよ。
初期の方々以外にスターが出て来ていないでしょう。
今回も柄本明さん・ベンガルさん・綾田俊樹さんと言ったベテランが中心と言う感じがしました。
若手のための舞台?そんな感じがして、私としては???????
座長の柄本さんのインタビューから
「初演には僕は関わっていなかったのですが、それを見た時『何だか良く判らない芝居だな』と思いました。それが面白かったのです。この作品に限らず、人の書くものなんってよくわからにですよね。良く判らないけど、面白いと感じたり、つまらないと感じたりするのが人間。人間の事なんって、分からない。わかりやすく愛や感動でくくろうとしている物語は多いけれどそんな簡単じゃないと思う」
そう語る本作はホラー的な要素を盛り込んだエンターティメントである一方、リアリズム演劇と不条理演劇の両方の要素を含んだ群像悲喜劇でもある。
確かに良く判らなかったけど、面白いと言う感情も湧いて来なかった。
これは年齢のせいだと思う。
若いときだったら、この手の舞台は分からないから面白い!と面白がっていたけど、何だかそんなはっきりしない闇のような感情は、もういらないかな~と思っています。
今頃になってお年寄り達が水戸黄門様のドラマを楽しみにしていたのが、何となく分かるような気がしますね。
今になってみたら平安が一番ね・・・・。