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秋の夜長の読書タイム



 


笑い


不幸を忘れる程に 不幸ではなかった

幸福を忘れる程に 幸福ではなかった

陽が昼を そして星が夜を語り続けた

むしろ大層美しい沈黙が



誰の心でもない 私の心を



在ることは流れない

去くものも来るものも 今だけを知っている


訊ねる心も許されぬ

そんな今を終えることもなく

しかしある日 ふと人は笑うだろう






谷川俊太郎



Commented by souu at 2008-10-30 12:38 x
谷川俊太郎ですか。
良い詩ですね。
Commented by mako at 2008-10-30 20:06 x
souuさん こんばんは♪

それがねえ~、高校生の時に嵌っていて
雑記帳に「谷川俊太郎のひとりごと」と題して
4つの詩が記載されていたので
多分、いや、絶対そうだと思います。(笑)
後、3つあるんですよ・・・・。
この再会、素敵でしょう。
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by ma-kom | 2008-10-30 09:29 | 勝手気ままに | Trackback | Comments(2)