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船はなぜ沈んだのか

【韓国船沈没】過積載、未熟な船員が急旋回...船はなぜ沈んだのか

何とも不可解な事故ですよね。
前日4月15日午後9時、セウォル号は仁川港を出港した。霧のため2時間遅れての出港だった。

聯合ニュースなどによると、翌朝午前7時半から8時ごろまで、船は最高速度の時速39km(約21ノット)で航行する。やがて、潮流が速く波が高いことで有名な事故現場付近の海域にさしかかる。午前8時26分、セウォル号は遅れを取り戻そうと焦ったのか、通常は時速17~18ノットに減速する地点で19ノットを出していた。

午前8時49分、船は45度、右旋回する。その後さらに22度旋回した。

このとき、操舵室にいたのは船長でなく、経験約1年、セウォル号に乗り始めて4カ月の20代の3等航海士だった。船は2時間遅れの出港だったが、勤務表を変更しなかったため、潮流が速いことで知られる海域で、経験の浅い航海士が運航を担うことになった。さらに、その指揮を受けて操舵していた50代の操舵士は、旅客船の航海はこの日が初めてだった。その前は貨物船などで勤務していたという。

旅客船と貨物船ではスクリューの数が違うので操舵感覚も異なる。しかも普段よりスピードが出ていれば、かじの回りも速い。操舵士は韓国メディアの取材に「私のミスもあったが、思ったより舵が早く回った」と話した。

聯合ニュースによると、セウォル号は1994年に日本で建造された。日本国内で2回改造され、総トン数が589t増えている。韓国の海運会社が購入後、2012年8月29日から2013年2月6日まで木浦の造船所で、船尾側の4階に客室の増設、船首のランプ除去などの工事がされ、1月下旬に施工後検査がなされた。

増設後、総トン数は6586tから6825tと、さらに239t増えた。これによって重心は51cm高くなった。804人だった定員も921人に増えた。施工後検査では貨物積載量を2437tから987tに減らすよう指摘されたが、沈没事故の日は3倍以上に当たる3608tを積んでいた。

元港湾当局者は聯合ニュースに対し「増設で重心が上がったのに、3倍以上の過積載で急旋回したから転覆したのではないか」と指摘している。


それにしても救助者の数が少なすぎて理解に苦しみますね。乗客を置いて行くなんて事も信じられません。

船はなぜ沈んだのか_b0078675_923437.gifフェリーの旅を検索していたので尚更
本当の所、何が原因なのか知りたいですが、まずは心が痛みます。

船はなぜ沈んだのか_b0078675_9213953.jpg

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by ma-kom | 2014-04-23 09:33 | 日常 | Trackback | Comments(0)