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春の嵐

春の嵐が来るそうですが、今の所そんな気配が全くないです。

予定が立たないよ~。
母の施設には「当日の天候次第では来られません」とメモをしていたのだけれど
今の状態だと出かけられる。どうも帰りの時間帯???
妹はお泊りグッズを持参しての施設訪問のつもりみたいです。

花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ
と言ったのは井伏鱒二。これって干武陵の「勧酒」(酒を勧む)を井伏鱒二が和訳したものだそうです。

「この杯を受けてくれ
 どうぞなみなみつがしておくれ
 花に嵐の喩えもあるぞ
 さよならだけが人生だ」


この詩も嫌いでは無いのですが、私は寺山修司さんが大好きだったので下の詩はもっと好きです。

「さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう
 はるかなはるかな地の果てに 咲いている野の百合何だろう
 さよならだけが人生ならば めぐり会う日は何だろう
 やさしいやさしい夕焼と ふたりの愛は何だろう
 さよならだけが人生ならば 建てた我が家はなんだろう
 さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう
 さよならだけが 人生ならば
 人生なんか いりません。 」




更に「僕は、死んだ人とも別れた友人ともなにかで繋がっているし、 花は枯れても、いつかまた春がくれば咲くと思う。
そんな未来への期待と繰り返される永遠が存在することを 信じてもいいのではないかと思う。


そんな寺山修司の
没後30年特別企画
寺山修司と日本のアヴァンギャルド(1960~1970年代を中心に)
がbunkamuraで開催されています。
2013/3/27(水)~4/7(日)

横尾忠則、宇野亜喜良、四谷シモン … 、寺山修司と過ごした熱い時代―




いいなぁ~行きたいなぁ~  でもなぁ~・・・・。この天気だと…行けない・・・。

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貧しい時代から、欧米文化が入り乱れ経済成長を遂げた日本、誰もが表現の自由を勝ち取る一方で、個性と集団の危ういバランスは様々な変革をもたらしました。そして演劇やアートの分野でもアヴァンギャルドと称され、多くの前衛的アーティストが輩出されたのです。天井棧敷の創立時のメンバーでもあった横尾忠則をはじめ、宇野亜喜良、粟津潔、金子國義、四谷シモンらがアングラ劇団の公演ポスターや舞台美術を手掛けその才能を発揮しました。当時のカウンターカルチャーはこの奇跡的に遭遇した彼らによって確立され、時代をリードしたのです。寺山の吐き出す情念的で感傷的な言葉は、鮮烈な舞台のでで過激な俳優たちによって語られ、その思想は、当時をリアルタイムで知る事の無かった現在の若者たちにも色褪せる事なく、衝撃と確かな影響を与え続けています。


これは紛れもなく私の青春時代です。
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by ma-kom | 2013-04-06 10:49 | 歌舞伎・観劇・美術館・映画 | Trackback | Comments(0)