パソコンで遊びたいなぁ~!

下谷万年町物語

bunkamuraシアターコクーンがリニューアル第一弾として選んだ演目が下谷万年町物語です。
これは31年前に渋谷の西武劇場で唐十郎作・蜷川幸雄演出で上演されました。

100人のオカマ役の出演者とひょうたん池を実際に舞台に作っての演出は当時にしてみたら青天の霹靂だったでしょうね。
まして、紅テントのアングラ芝居です。凄かったでしょうね。見たかったですね。

尚、当時の主役は勿論状況劇場看板女優の李麗仙さん、そして新人として抜擢されたのが今やハリウッドスターの渡辺謙さんなのだそうです。

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今回は舞台の申し子のような藤原竜也、最近舞台でも大活躍の宮沢りえちゃん、そしてAAA・西島隆弘が出演しています。
AAAって紅白にも出ていた7人グループですよね。この子が=実際には25歳なんだそうです=中学生の役をやっていてそれが意外と良いのです。
藤原竜也はそれなりに当然なのですが、宮沢りえちゃんの透明感がアングラ劇特有のいやらしさが無く、西島君共々爽やかな劇に仕上げています。
この3人のキャスティングは大正解でした。特にテントや小小屋では無く、こう言った劇場ではほっとする部分ですが、唐さんも蜷川さんもそれなりに表現する所が31年前とでは違って来ていると言う事でしょう。あんまり過激過ぎるとこちらも疲れ果ててしまいます。それだけお互いに年を取ったという事でしょうね。
何せ、昔の状況劇場の紅テントは恐くって見に行けない程、みんなギラギラしていたのですから。

今回もひょうたん池は健在で前から3列目くらいまではビニールを被っていました。
3人の主役達はこれでもかというくらい池に落ちていましたが、唐さんも後3回は出演されるようですが(Wキャスト)、水の中に潜んで出てくるので大変なお仕事です。まあ、今回が最後でしょうね。

私たちの年代だと古き懐かしい芝居なのですが、若い出演者のファンは、ファンとして見に来ているので見方がちょっと違うと思います。

昭和23年には勿論はまだ生まれていないのですが、かろうじてお米が配給制だった事や当時の男装の麗人がターキーだった事や国際劇場の名前も知っているしSKDのレビューには行ったこともあります。
本来は当時の社会の底辺で力強く生きる男娼たちの逞しさ、猥雑な空気と過激な台詞、敗戦直後の日本の破天荒な活力が渦巻いている現在では考えられないちょっと恐い世界です。
今回は主役の3人に透明感を持たせ、本来もっと土着性が強く過激で土臭い世界を現代に合わせてちょっとスマートに綺麗にして一般の人にも受け容れられる様にしたことが成功なのではないでしょうか?これはやっぱり蜷川さんの演出力なんでしょうね。

それでも、趣味趣向は好き好きなので、何とも言えないのですが、私はまたまた興奮して帰ってきました。070.gif070.gif070.gif
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by ma-kom | 2012-02-02 09:04 | 歌舞伎・観劇・美術館・映画 | Trackback | Comments(0)
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